植物性乳酸菌と腸内環境 〜体内で長く生きる植物性乳酸菌が腸内環境を整える〜

 日本人が昔から食べている味噌や漬物、米には「植物性乳酸菌」が非常に多く含まれています。植物性乳酸菌は、胃液や腸液に耐え、長く体内で生きることができるため、お腹の調子を整える力があります。しかし、現在では植物性乳酸菌を含む食品を食べる機会が減り、ヨーグルトなどの「動物性乳酸菌」の摂取が増えてきています。植物性乳酸菌を摂れる食品の代表として挙げられる漬物は、野菜を食べるため食物繊維が一緒に摂れるという利点がありますが、動物性乳酸菌はヨーグルトやミルクに多く含まれるため、コレステロールを多く摂ってしまいます。
昨年、植物性乳酸菌飲料を慢性的な便秘の人に60日間飲んでもらい、腸内環境が良くなるかを調べてみました。その結果、腸内環境が整い、1日に服用する下剤の量が減るということが分かりました。植物性乳酸菌を摂るだけでもお腹がすっきりするという感じが得られるようです。
1965年を境に、植物性乳酸菌よりも動物性乳酸菌の摂取が増えてきていますが、この動物性乳酸菌が日本人に合っているかという検証は行われていません。他のさまざまな原因もありますが、動物性乳酸菌の摂取が増えても腸内環境はあまり良くなっていないようです。やはり伝統的な日本の食事から植物性乳酸菌や食物繊維を摂取し、腸内環境を整えていく方が私達には合っているのかもしれません。



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