腸のリズムが良く、すっきりしている状態は大事です。便秘や排便困難の人の中には、毎日の生活の中で腸の不快感ばかりが気になる人も増えています。快適な生活のためにも「食養腸」の考え方で腸プラスになる食材の摂取や生活環境改善は不可欠といえます。腸が快適であれば、脳も快適です。その仕組みを理解し、日常生活に利用していくと毎日の生活が楽しくなり、全身の健康に繋がります。
繰り返しになりますが、オリーブを中心とした地中海式食事は腸に非常に良い食生活です。腸内環境を整える植物性乳酸菌が多く摂取できる日本の伝統的な和食に、この地中海式の食事を取り入れることは、「食養腸」になり、腸にとって良い生活です。ダイエットのために穀物の摂取を止めてしまう人もいますが、かえって便秘を引き起こしてしまいます。そのため、オリーブオイルや食物繊維、植物性乳酸菌をバランスよく食べる方が便秘を防ぎ、日本式地中海型ダイエットになるとも考えられます。
また、腸のリズムを整えるには、好きな音楽でリラックスするという方法もあります。自律神経に関連する心拍数は、音楽によって変化します。例えば、嫌いな曲やリズム感の強い曲、テンポの速い曲を聴くと心拍数は上がり、交感神経が緊張します。このような状態は、胃腸の動きを止めたり、血圧を上げたりします。逆に、心拍数を下げたリラックス状態は、副交感神経が優位になり、腸管の動きが活発にします。そのため、日常生活に音楽を取り入れ、なるべくリラックス状態にしておく方が腸を中心に考える上では効果的といえます。
最後になりますが、現在では朝食を食べないというブームもあるようですが、やはり2回食にすると食物繊維が減り、便秘の原因となります。特に、腸の活動が弱い時にこれを行うとダイエットにはなりません。便を出すために下剤を服用するのではなく、1日3回バランスの良い食事をする方が腸プラスに傾き、腸の病気に繋がる便秘や排便困難を防いでいきます。