大腸には、肛門管・直腸・S状結腸・下行結腸・横行結腸・上行結腸・盲腸があります。小腸から大腸に送られてきた食物残渣が腸の細胞に水分を吸収され、やや硬くなってきます。そして、S状結腸に溜まり、直腸とS状結腸の境目に来た時、便意が脳に伝わります。脳からは反射的に直腸の力で便を押し出すように指示が出て便を排出するという流れになっています。この反射は非常に重要で「直腸反射」といいます。
毎日の排便がうまくいかない人の中には、この直腸反射がなくなっている人がいます。そのため、下剤を服用していれば排便がありますが、服用を止めると便が出なくなってしまいます。この直腸反射消失を改善する方法もありますが、病院などで診断されることはほとんどなく、下剤としてセンナや大黄などを処方されたり、食物繊維を摂るようにいわれて帰るだけのケースが多いようです。便意をもよおすための治療を受けなければ、いくら下剤を飲んでも戻らないので注意が必要です。