毎日の排便がきちんとあっても、腹部膨満感や残便感があるという人がいます。腹部が張るのは腸の動きが悪いことが原因です。夏場は特に汗をかき、水分が不足して便がやや硬めになるため、毎日の排便で出し切っていないこともあります。このように、腸の動きが悪くなり、老廃物の排出が滞った状態を「停滞腸」と考えると分かりやすくなります。
停滞腸になると膨満感だけでなく、便秘や肌荒れ、肥満になりやすい状態です。また、腸の動きが悪い場合、腸に行く血流が悪くなっていることが多く「冷え」の原因にもなります。なかには、アセトンが溜まり体臭が出てくることもあります。
停滞腸は、若い人から高齢者まで現代人に多い症状で、1日に2食しか食べない2回食が原因ではないかと考えられています。特に、朝食を抜くと胃結腸反射が起こらないため便意を感じず、腹部膨満感を起こしやすくなります。20代で朝食を抜く人の調査では、男性26.5%、女性20.6%という統計も出ています。さらに、インスタント食品やファーストフード、炭水化物抜きダイエットなど、偏った食事で食物繊維不足になっていたり、運動不足やストレスなど、さまざまな原因が重なり停滞腸が増えてきているようです。
腸だけでなく、全身の健康を考えても、1日3食のバランスの良い食事が腸の動きを活発にし、停滞腸の予防に繋がっていきます。下記のチェックを行い、該当する数が多ければ、停滞腸になりやすいので注意が必要です。
・基本的には小食である
・野菜はあまり好きではない
・果物はあまり食べない
・あまり水分は摂らない
・1日3食摂らないことが多い
・食後に下腹部がポッコリと出る
・最近ダイエットをした(または、現在している)
・あまり運動はしない
・最近ストレスを感じることが多い
・最近、便秘気味だ