老化を防ぐ脳の働きと生活 〜刺激を受ける

 「老化」は、その速度をゆっくりにすることはできても、非可逆的で元には戻らないという特徴があります。また、若く見える人もいれば、年齢よりも老けて見える人がいるように、非常に個体差があるものです。この差は臓器の老化にもあり、目や耳は一定の年齢になるとほとんどの人が老化してきますが、脳は高齢でもしっかりと若い脳を保っている人もいます。このように、老化には個体差があるため、ある程度予防することが可能です。特に脳の老化は、節制や努力によってコントロールできるということです。
「脳の老化」をコントロールするためには、見たり、聞いたり、考えたりといった外部からの刺激を脳に入れる「インプット」と、その受けた刺激を考えて処理する「アウトプット」が大切です。例えば、「雨が降りそうだから傘を持って行く」、「寒いから窓を閉める」といった外部からの刺激を整理し、対応することが脳の刺激になります。なかでも、脳の老化を防ぐには、行動する、表現するといったアウトプットが大変重要です。テレビや映画をただ見るのではなく、番組の良かった部分や悪かった部分を考える、読んだ本のどこが面白かったかを考え、読後の感想を書く、短歌や俳句を趣味に持ち表現するというアウトプットが非常に効果的で、脳の老化防止に役立ちます。

●大友式ぼけ予測テスト
次の10個の項目に ほとんどない0点、時々ある1点、頻繁にある2点として、足し算をしていきます。
1.同じ話を無意識に繰り返す
2.知っている人の名前が思い出せない
3.物のしまい場所を忘れる
4.漢字を忘れる
5.今、しようとしていることを忘れる
6.器具の説明書を読むのを面倒がる
7.理由もないのに気がふさぐ
8.身だしなみに無関心である
9.外出を億劫がる
10.物(財布など)が見当たらないことを他人のせいにする

1番から6番までの項目は誰にでもあることですが、特に7番から10番の項目は大事です。0〜8点であれば正常、9〜13点であれば要注意、14〜20点の場合、病的の可能性があり、「ぼけ」の始まりかもしれません。9点以上の場合、精神科や神経内科の専門医による全身検査を受けた方が安心です。



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