生き物は生まれ、いずれ死んでいきます。「死ぬ」とは、全てが無くなることではなく、地球の中で循環している物の一部になることでもあります。
生物は呼吸によって酸素を取り入れ、食べ物から栄養や成分を摂取して生きています。いつも自分の中にあるものが生命となるわけではなく、いろいろな箇所から摂取、排泄が行われ、私達の命となっています。
例えば、骨は骨を壊す破骨細胞と、その壊したところを新しく作る造骨細胞の代謝によって形成されています。そのため、骨は「造る・壊す」を繰り返し、2年程で全く新しい骨に生まれ変わります。しかし、骨の原料となるカルシウムは、常に体の中にあるわけではありません。さまざまな食べ物によって摂取したカルシウムが、骨の一部になっています。
このことからも分かるように、命の原料は摂取したり、排出されたり循環によって成り立っています。
生物の命は、こうした循環によって生き続けるため、決して終わるわけではありません。「死ぬ」ということにただ情緒的になるのではなく、どのように最期を迎えたいかといったことを考えることが大切になります。