「健康的な食生活」とは、バランスの良い食事です。“食生活”というと、食べ物を量り、食事記録を取るイメージがありますが、毎日の食事を書き続けることは難しく、続けることは非常に困難です。そのため、無理をするのではなく、健康的な食生活の基本をしっかり覚え、献立を立てていくことが効果的です。
まず、献立作りの原則は、主食を1品、主菜を1〜2品、副菜を2品以上、汁物、間食(デザート)を摂ることです。
主食とは、ご飯・パン・めん類など、炭水化物が多い食品です。この主食は、1食につき1品を原則とします。それ以上食べると食べ過ぎになってしまいます。例えば、ラーメンにチャーハン、餃子などの組み合わせでは、めん類・ご飯・餃子の皮と主食ばかりのメニューで、摂り過ぎです。
主菜とは、肉料理・魚料理・卵料理・豆腐料理など、たんぱく質を摂れるメインのおかずです。夕食であれば主菜は2品摂っても良いですが、朝と昼は1品で十分です。1度に多くの主菜を摂るとバランスが悪くなるため、できれば1日に1食は肉料理、1食は魚料理、1食は卵料理、1食は豆腐料理と分けるとバランスが良くなります。
しかし、主菜は4つあるため、夜に2品程食べるように心掛け、同じ種類の主菜を1日に何度も食べないようにしましょう。それぞれの食品に良い点・悪い点があるため、例えば、朝に卵を食べたら、その日はもう卵は食べずに、肉や魚にするなど組み合わせに工夫が必要です。卵は非常に体に良い完全栄養食といえますが、現代は飽食時代で食べ過ぎの傾向にあるので、過剰栄養になる場合もあります。ですから、血液検査が正常であれば1日に1個、コレステロール値が高く、薬を服用している場合は、2日か3日に1個が適切といえます
副菜とは、野菜料理・芋料理・きのこ類・海藻類などの付け合わせです。付け合わせというと少し食べれば良いようですが、主菜が1品であれば副菜を2品以上は食べるようにしてください。例えば、ハンバーグの付け合わせに人参やインゲン、ジャガ芋などを添えていれば、その他にもう1品副菜を用意してください。
汁物には、味噌汁やスープなどが入ります。味噌汁やスープは、1杯で塩分が1.5g〜2g位入るため、できれば1日1杯か2杯が良いでしょう。汁物を毎食ごとに付けると塩分過多になってしまいます。朝と夜だけにするとか、人数分だけ作るなど摂り過ぎないようにすることが大切です。
間食(デザート)は、乳製品・果物・芋類などを指し、ここまでを1回の食事と考えます。この間食(デザート)は、お饅頭などの"おやつ"ではなく、3食で摂れなかった物を摂取するものです。例えば、ヨーグルトや果物、イモ類は、メニューによっては3食で摂るのが難しいこともあります。そのため、3回の食事で食べられなかった物をプラスしていくと考えていきます。お饅頭や洋菓子などを食べなくても問題はありませんが、乳製品や果物から摂れるビタミンやミネラルは必要です。いわゆる"おやつ"を食べる前に乳製品や果物を摂るようにしましょう。それらを食べてもまだ満腹感が得られない場合に"おやつ"を食べるようにします。