インフルエンザの特徴 〜小児は罹りやすく、高齢者では合併症を起こす危険性が高い〜

 インフルエンザは圧倒的に小児に多い病気です。毎年のように流行するため、年齢とともに次第に免疫ができ、段々と罹る回数は少なくなる、あるいは軽くすむことが多くなります。高齢者はインフルエンザでなくなることが多いのでインフルエンザに対して注意すべき年齢層ですが、これは高齢者がインフルエンザに罹りやすいという訳ではなく、罹ると重症になりやすいということです。特に、インフルエンザによる「肺炎」が原因となるため、高齢者はインフルエンザ予防だけでなく、罹った場合に重症にならない対策が重要になります。
また、インフルエンザは、いろいろな合併症を引き起こすこともあります。子供では中耳炎や副鼻腔炎(蓄のう症のようなもの)、クループ(突然息が苦しくなるような症状)などを起こします。高齢者はインフルエンザになった後、続けて肺に細菌が入り込み、細菌性肺炎を起こすということが多くなります。その他に、熱性痙攣(ひきつけ)、急性脳症、ライ症候群、ギラン・バレー症候群といった症状を起こす場合もあります。
昔からインフルエンザは、ボーっとする、フラつく、異常な言葉を言うなどの精神神経症状を起こすことがあるといわれています。さらに、極めて稀な症状としては、心臓の異常や腎臓が動かなくなる、足の筋肉が突然麻痺するということもあります。インフルエンザは多くの人が合併症を起こして危険ということではありませんが、非常に多数の人が罹るため、割合は少なくても、数としてさまざまな合併症を起こす人も多くなってしまいます。



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