インフルエンザは、「インフルエンザウイルス」という病原体の感染が原因で起こります。インフルエンザウイルスには、A型・B型・C型があり、A型にはソ連型(H1N1)と香港型(H3N2)などがあります。H1N1、H3N2というのは、インフルエンザウイルスの表面にある刺のようなもののタイプで決まり、この刺の構造は、インフルエンザウイルス遺伝子のわずかな違いによって決まります。
ヒトの間で毎年のように流行しているインフルエンザは、Aソ連型(H1N1)とA香港型(H3N2)の2種類とB型です。そのため、インフルエンザのワクチンには、A型のソ連型、A型の香港型、B型の三種類が入っています。
A型インフルエンザウイルスの構造を詳細に分析するとA型インフルエンザウイルスは144種類もの亜型があります。実は、ヒトはその内のたった2種類しか罹らないことになります。144種類もあるインフルエンザウイルスはさまざまな動物にも分布し、なかでもカモや白鳥、などの水禽類(水鳥で渡り鳥)は144種類のほとんどの感染を受けるといわれています。