1989年に視覚障害で身体障害者手帳を交付された人の主な原因は、「糖尿病網膜症」や「白内障」、「緑内障」が上位に挙げられ、目の黄斑部に異常があり、視力が出なくなる「黄斑変性」は7位でした。ところが、2002年、2004年になると「緑内障」は1位、「黄斑変性」は4位にまで上がってきました。
この黄斑変性は、加齢によって黄斑に異常をきたすことが原因で「加齢黄斑変性」と呼ばれています。老齢人口が増え続けている日本では、この順位がさらに上がるだろうといわれています。アメリカやヨーロッパではすでに「加齢黄斑変性」が「緑内障」と1位、2位を争っている状態です。
老化に伴って増える目の病気には、「白内障」、「緑内障」、「加齢黄斑変性」があります。水晶体が白く濁り、視力が衰える「白内障」は、手術で元のように見えるようになります。しかし、視野が欠けてしまう「緑内障」は、治療をしても元のようには見えるようにならず、狭くなった範囲を維持するための治療を行います。「加齢黄斑変性」は、見ようとしている部分が見えなくなり、読み書きができなくなる怖い病気です。