現在、加齢黄斑変性の発症に関連深いのは、「喫煙」「日光暴露」「食品の役割」といわれています。「喫煙」はアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアの検査でも、確実に加齢黄斑変性の危険因子だと判断されました。
加齢黄斑変性の新生血管は、網膜の奥にある脈絡膜から生えてきます。煙草を吸うと脈絡膜の血液循環が悪くなり、血管が収縮するため酸素が減少し、血液が虚血になり、血管が梗塞してしまいます。血管が梗塞するとそれを補うために新生血管が生えてきます。また、喫煙は、目に悪影響を与える酸化を抑制する抗酸化物質の血中カロチノイドを減少させることがあります。
現在、喫煙をしている人は、非喫煙者よりも2.97倍、過去に喫煙していた人は2.1倍、加齢黄斑変性になりやすいようです。煙草を止めて非喫煙者に近づくためには、約5年〜10年はかかるというデータがあります。
さらに、喫煙の習慣との関係を調べた結果、喫煙時にフィルターを使用していない、肺まで吸う、20歳以前から喫煙を始めていた、40年以上喫煙している、1日に吸う本数が多いという点も、加齢黄斑変性の大きな因子となることが分かっています。