太陽の青い光は、目の大切な組織を酸化させ、組織を殺してしまいます。その死んだ組織が移動し、ドルーゼンのような物質が出やすい状態になります。それを抑える役割をするのが抗酸化物質です。抗酸化物質のカロチノイドには、ルテイン、ゼアキサンチン、α・βカロテン、リコペンなどがあります。カロチノイドの他にも、抗酸化物質にはビタミンC、ビタミンE、セレニウムなどあります。
正常な黄斑は凹んでいます。そこを特殊なフィルターを使用して写真に撮ると色の違って映る箇所があります。そこには加齢に伴って増える抗酸化物質をフィルターのようにカットする「黄斑色素」という物質があります。黄斑色素は、青色光へのフィルター効果があるため、黄斑に酸化を起こす青色光の化学毒性を抑え、フリーラジカルの掃除をする作用があります。その成分が「ルテイン」と「ゼアキサンチン」です。
太陽の光から目を守る黄斑色素が少なかった場合、加齢黄斑変性になるのかという調査があります。加齢黄斑変性の人の目は、中心から5度の範囲にルテインとゼアキサンチンの量が正常の人よりも62%少ないことが分かっています。1日に10rのルテインを毎日摂取し、それを12週間続けると血漿中のルテインの量が上がり、黄斑色素の密度も高くなります。しかし、この結果が加齢黄斑変性になりにくくするかは、まだ今のところ詳しくは分かっていません。