加齢黄斑変性の検査 〜視力検査や眼底検査で新生血管の状態を調べる〜

 加齢黄斑変性を疑い眼科を受診した場合、まず「視力検査」を行います。加齢黄斑変性の人は検査用のレンズを付け、視力が出やすいようにしても、本来1.0出る視力が0.1や0.1以下になっています。初期であれば0.5や0.6の視力がありますが、1年以内にほとんどの人の視力は0.1以下に落ちてしまいます。視力検査の次は、網膜を詳しくチェックする「眼底検査」を行い、黄斑に出血や水が出ていないかを調べていきます。
眼底検査の結果、新生血管の疑いがある場合、インドシアニングリーンという緑色の色素かフルオレセインという黄色い色素を腕から注射し、「蛍光眼底造影」という検査を行います。注射した色素が腕の血管を流れ、目の血管を通り、新生血管の中にも入っていきます。正常の血管から色素は漏れませんが、脆い新生血管に入った色素が漏れてくるため、新生血管の状態をチェックし、その広がりや活動性、場所などを調べていきます。
フルオレセインを使用した検査は10分程度のものですが、気分が悪くなるケースがあります。この検査を行わないと黄斑の状態が分かりません。また、インドシアニングリーンを使用した検査は30分程かかりますが、具合が悪くなることはまれで、辛いものではありません。インドシアニングリーンにはヨウドが入っているため、ヨウドにアレルギーのある人は受けることができません。検査の前に患者と医師がよく相談する必要があります。
さらに、眼底に弱い赤外線を当て、数10秒で網膜の断面、黄斑の断面図が得られる「光干渉断層計」という検査もあります。この検査では新生血管の大きさや深さ、太さ、黄斑の変形や水の溜まり具合などを確認することができます。



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