中心窩の脈絡膜新生血管治療の「光線力学療法」で使われるベルテポルフィンという薬は、光に当たって反応する薬です。そのため、日常生活で太陽の光を浴びると体内で移行している薬が反応してしまいます。光を浴びると光線過敏症になる可能性があり、初めての治療では入院が義務付けられています。
この治療を受けてから2日間は家の中に居て、直射日光を避けるようにします。体内の薬が全て出てしまうまでの3日〜5日目は、外出時に帽子やサングラスなどを着用し、日光に当たらないように気をつける必要があります。海外では、山登りの好きな患者が手袋をせずに外出した際に、注射した箇所にもれだしていたベルテポルフィンが反応し、患部がやけどのようになってしまった例もあります。
治療を受けたことを患者本人にも覚えておいて貰うため、『できれば5日間は外に出ない、外出時は帽子、サングラス、手袋を着用しましょう』と書かれたタグを手首に巻いておきます。また、外出先で倒れるなど、患者に何かあった場合、光線力学療法を受けているので直射日光や強い光を当ててはいけないということが他の人にも分かるようにしておかなければいけません。もしかすると、光を当てる治療を行わなければいけなくなる可能性もあるため、調子が悪い時や熱がある場合は、光線力学療法は行えません。