抗血管新生薬 〜視力回復、維持の可能性を持つ薬の登場で、視力の予後が変わる〜

 中心窩の新生血管に対する治療法として「抗血管新生薬」というものがあります。眼球の硝子体内に新生血管の成長・増殖を抑える薬を注射する治療法です。この治療では、現在、2008年10月から使用できるようになった「マクジェン」という視力維持効果の高い薬が使われています。蛍光眼底造影検査で新生血管が見つかり、断面図を見ても黄斑が膨らんでいた患者が、6週間おきにマクジェンを使用した治療を受けたところ、1年後には新生血管がきれいに枯れ、黄斑の盛り上がりも少なくなり、視力は0.08から0.2になったというケースもあります。しかし、この薬では視力を維持するのが難しいようです。
マクジェン以外では、新しい抗血管新生薬として2009年3月に発売予定の「ルセンティス」という、視力の上がる可能性が高い薬が出てきます。ルセンティスは、日本の臨床治療研究結果で視力が上がり、それを24ケ月維持できているというデータが得られました。この薬を使った治療を行えば、視力の予後が違ってきます。元のようには見えませんが、視力が0.2から0.4、0.1から0.3程度には上がり、それが維持できるようになります。



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