多くの人が感じる体の「凝り」や「張り」は、筋肉が硬くなっていることが原因です。ここで扱う「凝り」や「張り」については、パーキンソン病や特定の疾患の影響を除いて考えることにします。つまり、病院に行く程ではないが腰がだるい、肩が凝りやすい、膝痛、ふくらはぎが攣りやすいなど、日常的に多く聞かれる悩みの原因と思われる筋肉を硬くする条件として、次のような6つが考えられます。
1.同じ動作の繰り返し(特に一定の部位だけ)
2.長時間同じ姿勢が続く
3.冷え
4.運動不足
5.ギブス固定(筋の短縮、固縮、関節の拘縮など)
6.寝たきり(筋の委縮、短縮、固縮、関節の拘縮など)
例えば、ずっと立ったままで作業している、背伸びをしながら高い所の木を切るなど、同じ動作を繰り返していると腕や足に疲れや痛みが出てくることあります。また、運転やデスクワーク、テレビを見ている時など、同じ姿勢のままでいると筋肉が硬くなってしまいます。さらに、筋肉が硬くなるのを増長させるのが「冷え」です。体を冷やすと血液の循環が悪くなり、筋肉を硬くしてしまうことがあります。
この他、運動不足や寝たきりの状態も筋肉が細くなり、筋の短縮や関節が動きにくくなります。特に、骨折などの治療で5日〜7日間だけギブス固定をしても、筋肉の短縮、固縮、関節の拘縮が起こり、1か月からそれ以上の長期にわたって、関節が曲がりにくくなってしまいます。
首を触ると硬い、肩にも凝りがある場合などは、上記の条件に関連している可能性があります。このような症状や痛みを軽減するためにもストレッチで体を動かす、血流を良くすることが凝りや張りの解消に繋がります。