心筋梗塞の予防 〜危険因子となる疾患を予防し、特に糖尿病の原因となる肥満に注意する〜

 心筋梗塞の危険因子となる疾患に、高血圧や高コレステロール血症、糖尿病があります。中でも糖尿病は心配で、糖尿病の原因となる肥満には特に注意が必要です。また、高齢者、男性、家族歴などの因子もありますが、これらは対策できません。しかし、煙草、運動不足、食事、大量飲酒、ストレスを溜めないなど、できる生活習慣の改善を行うことは重要です。日本でも食生活の欧米化や運動不足が原因となり、現在では高血圧患者が推定3000万人、脂質代謝異常患者が推定2000万人、糖尿病患者も800万人と増加し続けています。
このような危険因子の結果が心筋梗塞であるという「メタボリックドミノ」という概念があります。心筋梗塞や心不全になった人を遡って調べると、糖尿病や動脈硬化、高コレステロール、高血圧、高血糖などがあります。これをさらに遡ると、周りから太ってきたと言われているケースが多いようです。体重増加からドミノが倒れるように心血管系疾患が進行し、最終的に心筋梗塞などを起こします。症状が進む前に健康診断の結果や医師の指導にしっかりと向き合い、食生活を改善していけば病気にならず、元に戻ることも可能です。1度でも心筋梗塞や心不全などになってしまうと完治できず、現状の維持か進行を止める程度にしか現状では回復できません。ですから、心筋梗塞などを起こさないためにも、体重増加など気になる変化の段階で対処していくことが重要です。



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