再生しない臓器② 脳と脳梗塞 〜心臓同様に再生能力が乏しく、梗塞を起こすと大きな機能的欠損を与えることもある〜

 「脳梗塞」は脳に走る大きな動脈が血栓によって根元で詰まり、その先に血液が行かなくなることです。脳梗塞には「ラクナ梗塞」と「アテローム血栓性脳梗塞」の2種類があります。40歳以降の人がMRIを撮ると誰でも小さな梗塞が見つかりますが、これは太い動脈ではなく、そこから枝分れした先の細いところが詰まるのが「ラクナ梗塞」です。ラクナ梗塞は症状が軽いですが、太い動脈が詰まり、体に大きな機能的欠損を与えるのが「アテローム血栓性脳梗塞」という血栓性の脳梗塞です。
残念なことに心臓だけでなく、脳も再生能力が極めて低い臓器です。脳梗塞の場合、長い間の経過やリハビリによって少しずつ機能が回復することがありますが、再生能力は乏しいと考えられています。



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