血圧やコレステロールの数値を調節する薬は効果が自覚できませんが、ぜんそくは症状がはっきりしているため、薬の効果もよく分かります。そのため、どのように改善してきているかをイメージしながら薬を使っていくとより効果的です。
炎症による気道狭窄がぜんそくの基本であるため、薬が奥までしっかりと入るよう「薬は広げてから入れる」というイメージが大切です。まずは点鼻薬や気管支拡張剤で鼻づまりや気管づまりを解消してから、気道の炎症を改善していきます。
"ぜんそくの薬は効果が分かりやすい"という利点を活かし、自分で感じた薬の効果や症状の変化、副作用などを主治医に伝えることで、より効果的な治療が行えます。薬の手ごたえを自分だけで持つのではなく、医師と共有することが大切です。
気道粘膜に感じるイライラ感や気管の炎症には、ステロイドの吸入や点鼻薬が効果的です。また、気道狭窄には、β2刺激剤やキサンチン系の薬で治療を行います。鼻づまりは、ロイコトリエン拮抗剤と点鼻薬で改善していきます。
ムセる、タンが出る、後鼻漏を吸い込んでしまうケースでは、気道の炎症をとることが大切です。まず、気道のどこに起きた炎症が原因かを突き止めることが重要です。鼻から落ちる後鼻漏の炎症なら、ステロイドの点鼻薬や鼻炎の治療に使う抗ヒスタミン剤、花粉症の薬などで防いでいきます。炎症がひどい場合、抗生物質が効果的なこともあります。