高齢者のぜんそく 〜ぜんそく症状が体調を著しく崩す結果となるため、苦しければ検査が必要〜

 高齢者にはアレルギーによるぜんそく患者はほとんどいません。しかし、呼吸機能低下の著しい人が多く、長年のタバコやいろいろな煙を吸っていることが原因で、ぜんそくとCOPD(慢性閉塞性疾患)の区別がつかない場合や、両方を合併している人も多いようです。
また、心臓機能低下や貧血気味になっているケースも多く見られます。肺と心臓は直結しているため、心臓機能低下や貧血傾向の高齢者がぜんそくの症状を起こすと、非常に危険で、一気に体調を崩す原因に繋がります。さらに、高齢者は若い人に比べて神経が鈍感になっているため、セキが出にくい人がいます。そのため、セキがあまり出ていなくてもぜんそくを患っている人がいます。苦しいと感じる時は、早目に医師に相談する必要があります。
その他、昔に結核を患い、後遺症的にぜんそくやCOPDのような症状が出ているパターンもあります。60〜70代以上の日本人は、かなり多くの人が結核にさらされていたため、結核治療を受けたことがなくてもレントゲンで結核跡が出てくる人が多いようです。日本の高齢者は、ぜんそくと結核の後遺症が混じり合っている可能性が高いという特徴があります。ぜんそく治療としてステロイド吸入をしていたら、実は結核だったという例もあります。若い頃に結核治療を受けていなくても、肺の中に潜んでいた結核菌が、免疫が落ちる高齢になって暴れだすことがあるようです。
高齢者に多い心不全は、心臓ぜんそくとも呼ばれています。ぜんそく症状があればレントゲンや心電図を撮って確認しておくと安心です。



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