関節を柔らかくするストレッチでは、多くの筋肉を動かしていきます。筋肉は、動かすほどに強くなるため、関節が硬くては筋肉強化が難しくなります。このようなことから、効率の良いトレーニングには、「ストレッチ」が欠かせません。
股関節を例に考えてみると、最も分かりやすいのは、無意識で歩いている時の歩幅です。股関節が硬いと歩幅は小さくなり、歩く速度も落ちてしまいます。しかし、ストレッチで股関節を柔らかくすると、歩幅を広げ、力強く歩くことができるようになります。ウォーキングに使う筋肉量は、歩幅によって大きく違ってきます。また、使う筋肉量と消費カロリーは比例するため、せっかくのウォーキングも歩幅が小さければ、効率の良い運動とはいえません。大きな歩幅で歩くには、股関節以外にも、足の筋肉や腹筋などが必要ですが、まず股関節が硬くては、歩幅を広げることができません。ですから、股関節のストレッチで関節を柔らかくしていくことは非常に重要です。
また、ストレッチでは「呼吸」を意識することが大切です。筋肉を伸ばす時に息を吐き、できるだけ力を入れずに息を吐き続け、緩めていきます。呼吸を上手に使って、筋肉を伸ばしやすい状況を作ります。
ストレッチは、筋肉を一気に伸ばしたくなりますが、リラックスをして、息を吐きながら、ゆっくり気持ちが良いと感じるイメージで伸ばしていきます。息を吐ききったら、ゆっくりと息を吸いながら体勢を戻していきます。疲れたら無理をせず、筋肉を少し緩めてから再び行います。